オーディオの用語について各々頭文字別に纏めて掲載しています。
わかりにくいオーディオの専門用語を頭文字別にまとめて一つ一つ解説しています。
よく聞くけど理解していなかった用語やカタログに載っているけど意味が分からなかった用語など
ここで理解を深めてみましょう。
か行
オーディオ用語解説- カスタムフィット・ スピーカー
- トレードイン・スピーカーともいい、純正スピーカーをはずしたあとに、なんの加工もせず取り付けられるコアキシャルスピーカーのこと。セパレート2ウェイの場合は、ミッドバスが純正と同じサイズとなっていることが多い。手軽に純正から音質のチューンアップが可能なスピーカーだ。
- キャパシター
- 大きなコンデンサーのこと。ダンピングの効いたクリアなサウンドを再生するには大容量の電源が必要となるが、クルマの電圧は11V~14Vくらいの間を変動しており、音楽再生にとって非常に都合が悪い状態といえる。そこでキャパシター(スーパーコンデンサー)をバッテリーと回路電源の間に入れることで、一旦キャパシターに蓄えられた電圧は常に一定の電圧で供給されるため、オーディオ機器は電圧降下による音質劣化を避けることができるのだ。つまりパワーアンプに強力な低域の信号が入力されると、大容量のバッテリーでも一時的な電圧降下に陥り、息切れを起こしてしまう。こうした問題を根本から解決してくれるのだ。
- 金メッキ端子
- ヘッドユニットからスピーカーまでオーディオ信号を伝達するオーディオケーブルと、オーディオ機器との接続に必要となるRCAコネクター(ピンプラグ)やスピーカーと接続するスピーカー端子は、確実に接続し、伝達ロスがないことが必要条件となるので、錆腐食防止と導電性に優れた24金メッキ処理を施すのだ。
- クロスオーバー
- マルチウェイスピーカーシステムを組むとき、周波数帯域を2~3分割するフィルター機能をもつオーディオ機器。コンデンサーとコイルで組み、周波数帯域を2~3分割するパッシブネットワークのことをクロスオーバーという場合もある。また、クロスオーバー周波数とは、2~3分割された各スピーカーユニットが受け持つ周波数帯域の、境界にあたる周波数のことを指す。
- コアキシャル・ スピーカー
- コアキシャルとは同軸という意味。低音用のミッドバスと、中・高音用のドライバー(トゥイーターなど)が同じ軸上にまとまったスピーカーのことをいう。音源が同一場所となるので、まとまりのよいサウンド再生が期待できる。見かけはひとつのスピーカーなので、取り付け場所の限られたクルマでも、2ウェイ/3ウェイユニットのインストールが可能。
- 高周波歪率
- 歪率何%だからこのアンプは音がいい。などいわれているが。アンプは入力回路に1000の信号をいれたとき、1000をそのまま増幅して、なんの混じり気を作らないのなら問題はないのだが、高調波といって1000の2/3/4倍の周波数を持つ信号を、副産物としてアンプの中で作ってしまう傾向にある。そこで、この1000以外に何%の有害な高調波が混じっているかを調べた、数字が小さいほど高性能といわれている。
- コルゲートチューブ
- エンジンルームにあるバッテリーから配線するパワーケーブルの安全と保護のために被せる、コルゲート素材のチューブのこと。IASCA競技では義務付けられており、タイラップなどで15cmごとにボディなどに留めることになっている。
- コーン紙
- スピーカーといっても千差万別だが、基本となるのがコーン型スピーカー。プレスしたパルプ板をコーン(円錐形)状にしたものを振動させると、それが周囲の空気を揺すって音を出す。すなわち、強力な磁石(マグネット)のなかに円筒形のスリットを入れ、そのスリットの間にボイスコイルを挿入し、コイルに信号交流電流を流すとコイルがピストン運動をする。そのコイルにコーン紙を付けることで音を出すのがスピーカーの原理。最初はコーンにパルプを採用していたのでコーン紙というわけだ。今ではポリプロピレンやケプラーなどにお新素材が使用されている。